2011/06/23
求人情報の独自開拓 ハローワークを紹介
市が独自に就労支援を行う「なごやジョブサポートセンター」が22日、千種区吹上2の市中小企業振興会館6階にオープンした。相談員が市内で働こうとする求職者1人1人を継続して担当するきめ細やかな支援で、ハローワークとの差別化を打ち出す。(宮本隆彦)
2008年秋のリーマンショック後、増加した失業による生活保護受給者の就労を手助けする機能も併せ持つ。
センターは95平方メートルに相談ブースやカウンターがある。専門知識を持つ相談員が、予約制で若年層から高齢者まで、幅広い求職者の相談に無料で応じる。自己診断シートで求職者の特性を把握した上で、就職後も継続的にサポートするのが特徴。
失業による市内の生活保護需給世帯は、リーマンショック前の07年平均の1826世帯から、今月5月には8327世帯へと激増。センターは受給者向けの相談員を区役所に派遣して仕事探しの支援もする。
扱う求人情報はセンターの独自開拓とハローワークの紹介の2本立て。現時点でセンター独自の求人は20社29人分しかなく、今後、企業周りをして開拓に力を入れる。
この日はテープカットなどの後、業務を開始。早速訪れた千種区の女性(38)は「親身になって相談に乗ってくれるところにハローワークとの違いを感じた」と話していた。
開所時間は月―金曜日と毎月第一土曜日の午前9時~午後5時(水曜日は午後6時半まで)。
【問】同センター=[電](733)2111
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