2011/06/09
各務原市川島小網町の県消防学校で初任教育を受ける新人消防職員が8日、木曽川の対岸にある138タワーパーク(愛知県一宮市)の展望タワーで、地上100メートルの屋外階段を駆け上がる訓練をした。
中高層ビルの火災を想定し、2年前から教育の過程に加わった。5月には普段着ている訓練服で登ったが、この日はヘルメットやブーツを含む重さ8キロの防火衣姿で臨んだ。
女性3人を含む104人が参加。タワー下から30秒間隔でスタートし、教官が叱咤(しった)する中、約510段を駆け上がった。平均は4分34秒、最速は2分59秒で登り切った。20リットルの水が入ったポリ容器やホースを4人一組で運ぶ訓練も実施した。
中津川市消防本部の長原弘幸さん(26)は「限界をつくらず、どんな現場でも活動できるように体を鍛えたい」と力を込めた。 (久下悠一郎)
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