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【石川】教える技を教わる 金沢市教職員 先輩迎え研修

2011/06/05

受講者「実践できそう」

 金沢市内の小学校の若手教職員がベテラン教諭から指導方法などを学ぶ研修「金沢『匠』塾」が4日、同市教育プラザ富樫で開かれた。約50人が参加し、熟練の技を盗もうと熱心に授業を受けた。

 取り上げた教材は、1、2年生の国語で扱う教材「じどう車くらべ」と「スイミー」。それぞれ約30年の指導歴を持つ弥生小の稲井志津子、大徳小の清水彰子両教諭が講師を務めた。

 スイミーを担当した清水教諭は「教材が子どもたちにどんな力を付けるのに向いているかを考えることが大切」と強調。授業の心構えとして「指導案のコピー&ペーストではなく、自分で考え工夫しなければ児童はついてこない」と説いた。

 教師2年目の千坂小の長田佳子教諭は「普段はなかなか先輩に教わる時間がない分、直接教えていただいて、すぐ実践に生かせそうです」と話した。

 市教委が昨年度から実施。本年度は国語のほか、算数、生活、体育の4教科で計13回開かれる。 (小西亮)

清水教諭(右)から指導方法を学ぶ若手教職員たち=金沢市教育プラザ富樫で
清水教諭(右)から指導方法を学ぶ若手教職員たち=金沢市教育プラザ富樫で