2011/05/26
県は、審議会などでの2010年度末の女性委員の登用状況をまとめた。1579人いる委員のうち女性は516人で、女性登用率は32・7%(前年度比0・6ポイント減)。県は「パートナーしが2010プラン」で、40%の登用率を目指したが、達成できなかった。
県がつくる111の審議会や協議会を調査。このうち、全体の56・8%(前年度比4・1ポイント増)を占める63の審議会などが目標値を達成した。1998年に調査を始めてから最も多かった。
一方、精神保健福祉審議会(18人)、県教育委員会の初任者研修および10年経験者研修実施協議会(17人)など4の審議会は女性委員がゼロ。県男女共同参画課の担当者は「改善の必要がある」と指摘している。
防災会議と交通安全対策会議は女性委員の割合が0%以上5%未満だった。
防災会議は委員50人のうち、女性は嘉田由紀子知事だけ。全国的にみると、防災会議の女性委員は、岐阜県が60人のうち12人で20%、徳島県が53人のうち10人で18・9%。担当者は「団体の代表、役員に女性が少ないためで工夫が必要」と訴えている。
「パートナーしが2010プラン」は、1998年に女性委員の登用率30%を目標に掲げたが、2004年度から達成し08年のプラン改訂時に、目標値を40%に引き上げた。県は、本年度からスタートさせた「新パートナーしがプラン」(5カ年)で登用率40%の目標を継続する。
(木原育子)
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