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【岐阜】県内大卒の就職内定率、過去最低に 前年比0.2ポイント減の90・3%

2011/05/25

 今年3月に卒業した県内の大学生の就職内定率(3月末時点)が前年比0・2ポイント減の90・3%だったことが24日、岐阜労働局(岐阜市)のまとめで分かった。調査を始めた2010年以来、過去最低。調査手法は異なるが、同日発表された全国平均は過去最低の91・1%で、それを0・8ポイント下回っている。

 調査は県内の13大学と11短大を対象に実施した。

 短大の就職内定率は94・2%と前年比2・0ポイント伸びた。全国平均の84・1%を大きく上回っているが、岐阜労働局は「県内の短大は看護・医療系など専門分野が多いため」としている。

 厳しい就職内定率に、大学側は「企業が採用する学生をかなり厳選していた」と指摘。本年度については「大震災の前までは採用が回復する印象もあったが、震災の影響で採用を遅らせる企業が出るなど不透明になってきた」とみている。