2011/04/14
リクルートは13日、毎年4月に発表していた大学生・大学院生の就職人気企業ランキングについて、今年から公表しないことを明らかにした。大学・短大への進学率が50%を超え、学生の志向が多様化する中、一律のランキングを提示する意味が薄れたとしている。
リクルートのランキングは1965年卒の調査から発表。景気が低迷すると、JRなどのインフラ関連企業の人気が高まったり、近年は結婚式のサービス会社が新たにランクインするなど、景気や時代の変化を反映していた。
だが、文系と理系、男女、一般職志望者と総合職志望者などで希望する企業に大きな差が出ており、就職情報サイト「リクナビ」の岡崎仁美編集長は「多様な価値観をひとつのランキングに押し込めると、学生をミスリードしかねないと考えた」と話している。
同様のランキングは、就職情報会社の毎日コミュニケーションズやダイヤモンド・ビッグアンドリードなどが発表している。
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