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【静岡】正社員目指し120人意欲 県就職支援事業の入社式

2011/03/07

半年間、まず派遣会社で自分磨き

 県の就職支援事業の一環で、人材派遣会社に緊急雇用された新卒者らの入社式が5日、静岡市駿河区のグランシップであり、約120人が出席した。 (美細津仁志)

 本年度初めて実施する事業で、大学を今春卒業したものの、就職先が決まらない若者らが対象。県と提携した人材派遣会社「東海道シグマ」(静岡市葵区)の各支部で、10月末までパソコン技術などを習得した後、実際に企業に派遣される。職場実習などで自分を磨き、正社員を目指す。

 入社式では、120人を雇用する東海道シグマの松村構三社長が「半年間で、どれだけ自分を輝かせられるかチャレンジしてほしい」と新卒者らを激励した。

 若者を代表し、静岡大大学院を修了した高林正恵さん(24)が「自分に何が足りないかを真剣に考え、必ず就職につなげたい」とあいさつした。