保育士経験者ら１１人が懇談

　保育士経験者や保育職場への就職希望者の円滑な就労を図る「福祉のしごと講習」が９日、金沢市本多町の福祉総合研修センターであり、午前と午後で計１１人が保育の現場への知識を深めた。

　懇談形式の講習では、くるみ保育園（同市入江）の主任保育士・小西ふみ子さんが講師を務め、子育てなどで現場を離れている参加者の職場復帰への不安を共有した。

　小西さんは、参加者から「家庭との両立はできるだろうか」「現役時代のノウハウはまだ通用するのか」などといった思いを言葉で引きだし、解消するための心の持ちようなどを話し合った。このほか、２００７年度に改定された保育指針の概要を説明する講座もあった。講習は県社会福祉協議会と同センターが主催した。（辻紗貴子）