2011/03/06
子どもを対象にした職業体験イベント「アントレ・キッズ」が5日、福井市西木田2の福井商工会議所ビルで繰り広げられた。参加した児童らは、仕事の楽しさや難しさなどを肌で感じ、働くことへの夢を膨らませた。
福井商議所青年部が2005年から毎年、開催している。今回は市内の児童40人が参加し、同青年部の会員が経営陣に加わる企業5社のうち2社の業務の一端に触れた。
このうち時計宝飾品販売の正午堂(同市)の仕事体験では、鑑定士の資格を持つ宇野俊之さん(42)の指導を受けながら、ダイヤモンドの鑑定に挑戦。「本物は内側に刻印が入っている」などと見分け方のコツを教えてもらい、専用ルーペを使って、5点の指輪の中から本物のダイヤモンドの指輪を探した。
宇野さんは、婚約指輪にダイヤモンドが世界共通で選ばれる理由を「天然石で最も硬く、2人の愛を固く結ぶから」と説明し、「この仕事は、夢も売っている」と魅力を話した。
同市社南小学校6年の土田梨央さん(11)は「宝石の鑑定は難しかったけど楽しかった。将来、自分の仕事にしたい」と目を輝かせていた。
(山本洋児)
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