2011/02/16
12月、前年比上昇
今春卒業予定の高校生の就職内定率は、昨年12月末時点で77・9%となり、前年同期比より3・1ポイント改善したことが文部科学省の調査で分かった。高校生の内定率は2年連続で下降していた。上昇に転じた背景を、同省の担当者は「厳しい雇用情勢を見直し、早い時期から学校とハローワークが連携して対策に乗り出した」としている。
卒業予定者107万人のうち、就職を希望する18万4千人を対象に調べた。まだ就職先が決まらない生徒は4万1千人で、同省担当者は「前年より上昇したとはいえ、楽観はできない」としている。
男女別では男子82・4%(前年同期比2・7ポイント増)、女子71・4%(同2・9ポイント増)。学科別では、工業90・6%、福祉83・2%、情報79・1%、の順に高く、最も低いのは看護の53・4%。だった。
一方、大卒予定者の内定率(昨年12月1日現在)は68・8%で過去最悪。文科省によると、個人で就職活動をする大学生に比べ、高校生に対してはハローワークの専門支援員が増員されたり、高校も積極的に指導や求人開拓に乗り出したりするなど、きめ細やかな対応がされているためという。都道府県別では、富山の92・9%が最高で福井92・2%、石川91・8%と続く。最も低いのは沖縄50・3%で、次いで北海道63・1%、宮城66・4。中部では愛知85・8%、岐阜88・9%、三重86・9%、滋賀83・9%、長野84・3%
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