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【滋賀】働きたいママ応援 10月、県が就労支援センター開設

2011/01/21

 県は2011年度に子育てと仕事の面で女性を支援する女性専用の就労支援センター「滋賀マザーズジョブステーション」(仮称)を近江八幡市の県立男女共同参画センターに開設する。専門職員が出産後の再就職の相談などに応じ、滋賀労働局もハローワークを併設し職業紹介する。

 県によると、ハローワークが併設した女性向けの就労支援センターは京都府に次いで全国2例目。常設の託児室も設け、紹介した企業の就職活動や職業訓練の間は無料で子どもを預かる。

 ステーションには就労、子育ての両立、母子家庭の自立支援に関する窓口を設置。専門の相談員が、相談者の実情に応じて個別の支援計画や保育情報を提供する。就職を希望する場合には、ハローワークと連携し企業も紹介する。

 10月の開設を予定し、2014年度までに400人の就職を目指す。

 07年の国の調査では、県内の25~44歳までの女性の就職希望者3万3300人のうち、「子育て・家事」を理由に就職活動ができていないと答えた女性は1万1600人に上り、子育て中の女性の就労が課題となっていた。

 嘉田由紀子知事が20日に開かれた11年度予算の部局長協議で明らかにした。(添田隆典)