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【岐阜】プロの洋菓子学ぶ 岐阜農林高でOBの職人が指導

2011/01/20

 洋菓子作りの技術を高めようと、北方町北方の岐阜農林高校で19日、同校OBの菓子職人を招いた洋菓子講習会が開かれた。

 講師を務めたのは、同町にある1917年創業の老舗和菓子店「恵比須屋」の店主河村正通さん(45)。専門学校で菓子作りを学び、洋菓子店で5年間修行した経験を持つ和菓子職人で、現在もケーキなどを受注して作っている。

 食品科学科の1年生20人は、ロールケーキとパウンドケーキ作りに挑戦。ロールケーキで使う生地を焼く時の火加減や火のあて方、寒さでバターと砂糖が混ざりにくい冬には、湯せんでバターを溶かしながら混ぜるなどケーキ作りのポイントを熱心に聞いていた。

 将来、菓子職人になりたいという藤原成未さん(16)は「ロールケーキを作ったのは初めて。芯(しん)をしっかりと作らないときれいに巻けないことがわかって、勉強になった」と話した。 

(西川正志)

ロールケーキ作りに挑戦する食品科学科の生徒ら=北方町の岐阜農林高校で
ロールケーキ作りに挑戦する食品科学科の生徒ら=北方町の岐阜農林高校で