2011/01/15
県教委は、今春卒業する県内の全日制・定時制高校生の昨年12月末現在での就職内定率を86・8%と発表した。昨年に比べ若干、改善したが「厳しいことに変わりはない」という。
県教委高校教育室によると、就職を希望する生徒4075人のうち、内定したのは3539人。内定率は昨年の85・4%よりやや高くなった。
内訳は男子が2186人(90・8%)、女子が1353人(81・2%)で女子が“苦戦”。地域別では松阪が92・7%、北勢が88・5%、南勢が89%と高く、牟婁が83・1%、中勢が82・8%、伊賀が82・1%だった。
内定率について、同室は「昨年からの厳しい情勢を受けて、各校が対応を早めたり、対策を強化したことなどが影響して、やや高くなった」と分析。
一方で「就職環境は依然厳しい。特に女子は希望が多い事務職の求人が減っているので厳しくなっている」と話している。 (渡辺泰之)
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