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【経済】採用「増」が「減」上回る 12年卒 大学生で3年ぶり

2010/12/21

 リクルートの研究機関のワークス研究所が20日発表した2012年卒の大学生・大学院生の採用調査によると、採用を11年卒より「増やす」と答えた企業の割合は9・3%で、「減らす」と回答した企業の7・5%を1・8ポイント上回った。増加が減少を上回るのは3年ぶりで、同研究所は「新卒採用数を(あまり減らさず)一定にしたいという企業の方針が出ている」と分析している。と分析している。「変わらない」と答えた割合は47・1%。「分からない」は28・6%に達し、今後採用数が変動する可能性もある。

 業種別では、精密機械や半導体・電子電気部品で増加が減少を上回り、労働金庫・信用信組、繊維は減少するとの回答が多かった。地域別では、中国・四国、九州、中部で減少が増加を上回った。

 同時に発表した12年卒の高校生の採用調査によると、「減らす」が4・1%で、「増やす」の3・4%を上回った。「以前も今後も採用しない」が37・4%で、「変わらない」が26・7%、「分からない」が28・2%。