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【岐阜】特別支援学校生、企業が就労支援

2010/11/29

 県教育委員会は、特別支援学校の生徒の就労を支援するため、県内の企業に就業体験や雇用などに協力してもらう制度「働きたい!応援団ぎふ」を創設した。

 新制度では特別支援学校高等部の1、2年生を対象にした短期、長期の就業体験や、校内での作業学習の技術指導を企業が支援。さらに雇用を前提とした研修などを企業に働き掛ける。登録企業には「サポーター企業登録証」が発行される。

 県教委は既に作業学習に協力してもらう「岐阜県版デュアルシステム」に取り組んでいるが、就労支援も含めた新しい制度で参加企業の拡大を図る。デュアルシステムには31社が参加しており、これらの企業も含めて60社程度の登録を目指している。

 特別支援教育課は「就業体験などを通じて『障害者は仕事ができないという思い込みが変わった』と話す企業担当者もいる。地域で働き、貢献できる人材育成に協力を」と企業の登録を呼び掛けている。 (石井宏樹)