営農組織視察

　県砺波農林振興センターの「農業ニューリーダー育成講座」の現地研修会が十八日、南砺市上川崎の農事組合法人サカタニ農産などであった。

　砺波地域では、小規模な兼業農家が集まり規模拡大で生き残ろうと、農事組合法人の設立が相次いでいる。講座は、営農組織を担う人材を育てるために開いている。

　講座には砺波、南砺両市内から十八人が参加し、先進的な営農組織三カ所を訪問。稲作のほかにキャベツやリンゴなどを栽培する経営複合化を学んだ。

　サカタニ農産では、米やリンゴ、キャベツなどの栽培を見学。高級品の栽培より収益性を優先する方針や、経営計画を立てやすい契約栽培のメリットについて、説明を受けた。　（宮本隆康）