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【滋賀】学生が就活支援の雑誌 滋賀の経営者ら取材

2010/11/12

 就職活動中の京都市の大学生5人が、企業の就業体験で、就活を支援する無料雑誌を制作している。「企業選びのヒントになれば」との思いを込め、滋賀県内の経営者の物語を漫画で紹介。11月下旬から滋賀、京都、大阪、奈良の4府県で1万部を配布する。

 雑誌名は「Happen!(ハップン)」でA5判約50ページ。京都市の人材サービス会社「インテリジェンスオフィス」が就業体験する学生に、6月から雑誌作りを課題とした。

 学生らは就活をテーマに、働く側の生の声を通じて自分に合った仕事や企業を見つけてほしいと企画。同社を通じて、竜王町の住宅業「谷口工務店」の社長に取材し、起業までの苦労や家造りの情熱を約20ページで漫画化した。

 京都の経営者にも取材し、学生へのメッセージなども紹介する予定だ。

 京都ノートルダム女子大3年(京都市)の本城美紀さん(20)は「企業選びは基準がわからずに悩むことが多いが、経営者の考えや会社の風土を知ることが大切だと取材して学んだ。同じように就活している学生に読んでほしい」と話している。

 県内では大学や短大、コンビニ店、携帯電話ショップなどで配布される。

 問い合わせはインテリジェンスオフィス=電075(213)8680=へ。 (添田隆典)

制作した就職支援雑誌を手に「同じように就職活動している学生に読んでほしい」と話す本城さん=大津市内で
制作した就職支援雑誌を手に「同じように就職活動している学生に読んでほしい」と話す本城さん=大津市内で