2010/11/09
津幡高校は、家庭科の選択科目「発達と保育」の授業に保育所訪問を取り入れ、生徒が園児とのふれあいを通して実地で学んでいる。八日は、五歳児と園庭でゲームを楽しみながら、遊びの重要性やサポートの仕方、保育者の役割を学んだ。
実体験を通して学んでもらおうと、実生保育園(津幡町)の協力で初の試みとして取り組んでいる。三年生二十九人が九月から月一回のペースで同園を訪れ、これまでに保育の施設と環境、五歳児の特徴などについて学習。来年一月には生徒が絵本について勉強し、手作り絵本を贈る。
生徒たちは園児たちへ細やかに目配りし、「父親の感覚が少し分かった」「教科書にないことが学べる」と感想。将来保育関係の仕事に就きたいという塩谷幸恵さんは「訪問授業をきっかけに一層関心が高まりました」と、職業観の醸成や意識付けにも役立っているようだ。 (山森保)
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