中日新聞CHUNICHI WEB

就職・転職ニュース

  • 無料会員登録
  • マイページ

【富山】労働紛争解決手助け 県社労士会が窓口開設

2010/10/28

 県社会保険労務士会は、職場でのトラブルの解決を目指す労働紛争解決センターを富山市千歳町の同会内に開設した。式典が二十七日、県民会館であり、同会の片境貢会長に厚生労働大臣指定通知書が交付された。

 解決センターで扱う紛争は、解雇や賃金など労働契約や、職場でのいじめや嫌がらせなど。裁判とは違って、非公開のためプライバシーが守られる利点がある。

 申し立て費用は五千二百五十円で、話し合いをする「あっせん」期日に追加料金を払う必要はない。目的額が六十万円を超える場合は社労士と弁護士が共同で代理人となる。

 あっせんは毎週水曜と毎月第二土曜の午前十時~午後八時。センター内にある専用の個室で行われる。

 式では片境会長が「県民の利便性向上と円満な解決をモットーとして労使双方から信頼が得られるセンターにしたい」とあいさつした。問い合わせは同センター=電076(441)0432=へ。 (山田晃史)

指定通知書の交付を受ける県社労士会の片境会長(右)=県民会館で
指定通知書の交付を受ける県社労士会の片境会長(右)=県民会館で