2010/09/29
「第48回技能五輪全国大会」の旋盤に出場する県代表選手らが28日、名古屋市北区の県立名古屋高等技術専門校で合同訓練を始めた=写真。2日間の日程で14人が参加し、勤務する会社を超えて技の向上を目指す。
大会は10月22~25日に神奈川県で、23歳以下の若手技能者が出場して開かれる。旋盤は、直径6~8センチ、長さ6~12センチの5種類の鉄柱を課題の寸法通りに削って段差やねじを作り、最後に1つに組み合わせて出来栄えを競う。1000分の1ミリ単位の正確さを争うことになるという。
訓練は大会と同じ4時間45分の制限が設けられ、本番さながらの緊迫した雰囲気。選手たちは何十種類もある刃の中から必要な刃を素早く選ぶなど、きびきびとした動きで作業を進めた。
アイシン精機(刈谷市)の中上登志克さん(21)は「普段通りできたが、まだ足りない。残り3週間で精度を上げたい」と意気込みを語った。
合同訓練は、選手が勤務するメーカーなどが持ち回りで行ってきたが、今回は大会の誘致を目指す県が協力。本番で使う機械がある同校を会場に充てた。
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