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【三重】最低賃金を12円引き上げ714円に 三重労働局

2010/09/23

 三重労働局は、1時間あたりの最低賃金を現行より12円引き上げ、714円とすることを決めた。アルバイトやパートタイムを含む県内のすべての労働者に10月22日から適用される。

 最低賃金の全国平均は17円引き上げられ、730円になる。三重の賃上げは7年連続で、都道府県別で10番目に高い水準。一般機械器具製造業など特定の7業種は、改正後の賃金より高い産業別の最低賃金が適用される。

 賃金改正は労使関係者と識者でつくる「三重地方最低賃金審議会」が、三重労働局長の諮問を受け、経済情勢をもとに協議。労働者側は800円への引き上げを、使用者側は現状維持を主張したが、最終的には12円の引き上げを答申した。 (鈴木龍司)