2010/09/08
若者や失業者に働く場を提供している南知多町のアンテナショップ「ほんもん家」が7日、名古屋駅前のスパイラルタワーズ内にオープンした。同町に本店があり、これで2店目。若者やニートの就労支援をするNPO法人「ICDS」(南知多町)が、同町の委託を受けて運営する。
同店は、「なごや若者サポートステーション」などを通じて、就職していない若者を毎日3~8人ほど受け入れ、1日2時間ほどチラシ配りや商品の陳列などの就労体験をしてもらう。
同店従業員もニートや失業の経験がある。その1人、前田朋幸さん(29)は大学を出て警備会社に就職したが1週間で辞め、約2年間働かずに過ごした。「大変なこともあるけど、働いてお金をもらうことに充実感が持てるようになった。続けていきたい」と話した。
ICDSの深谷潤一理事長(44)は「一回道を外れてしまうと、就職できないという社会は疑問。まずは若い人たちに働くということに慣れてもらいたい」と期待した。
南知多の農家から直送した卵のかけごはんや、南知多産のみそを使ったみそ汁などの飲食メニューがあり、特産の干物や和菓子も販売。(問)ほんもん家名駅前スパイラルタワーズ店=電052(563)4147
(大沢悠)
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