2010/09/03
介助の基礎用語など学ぶ
浜松国際交流協会が1日、浜松市中区和合町の総合福祉施設「和合せいれいの里」で、介護職を志望する外国人のための日本語教室を開いた。フィリピンとブラジル国籍の12人が、介護の基礎用語を学び、施設内の見学もした。 (木村春毅)
教室は文化庁の委託を受けて開き、全17回を予定している。約1カ月かけて衣類着脱や食事介助など、介護の現場で必要な日本語を学習する。今年で3年目。
第1回の1日は、同施設の山田喜美子副園長を講師に、「認知症」を漢字で書く練習や「聞く」と「聴く」の違いを勉強した。
講義の後は、看護室や入居者の部屋を見学。参加者は入所者の生活や仕事内容について熱心に質問していた。
ブラジルで看護師をしていたというタマヨセ・アンドレイアさん(36)は「日本でヘルパーになるために、日本語ができるようにしたい」と話していた。
教室の卒業生は浜松市内を中心に、約20人が介護の仕事をしている。近年外国人の介護職志望者が増えているのを受けて、県でも、英語で記録できる介護記録管理ソフトを全国で初めて開発するなどして支援している。
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