県と福井労働局の雇用対策推進会議が１日、県庁で開かれた。１６日に面接試験開始を控えた高校生の求人数が伸びず、大卒予定者も大幅な求人減となる中、求人開拓の強化や面接会開催などについて意見交換した。

　労働局によると、高卒者の求人倍率は８月２７日現在で０・８１倍（速報値）。前年同期を０・１６ポイント下回り、１７４０人の求職者に対し、求人数は１４０１人にとどまっている。

　本年度の２回目となる会議には、旭信昭副知事や島谷敏昭局長ら１０人が出席。求人開拓を加速させ、面接開始の前に就職希望者分の求人を確保する方針を確認した。

　大卒者も求人は前年比４割減。県などは２２日に福井市内で大学生の卒業予定者対象の緊急就職説明会を開く。高校生の複数応募が可能となる１０月下旬、高卒予定者も含めた就職面接会を開くことも決めた。　（北原愛）