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【社会】保護観察者 市が雇用 大阪・吹田、自治体では初

2010/08/18

 大阪府吹田市は17日、過去に犯罪や非行で保護観察の対象となったことがある人を臨時の事務員として雇用すると発表した。自立を促し社会復帰を支援する狙い。会見した阪口善雄市長は「市での経験を(社会復帰の)ファーストステップにして欲しい」と語った。法務省によると、民間企業が保護観察対象者を受け入れる制度はあるが自治体での雇用は例がないという。

 市によると、吹田地区保護司会の推薦に基づき15歳以上の住民を6ヶ月の臨時職員として雇う。一度に2人まで採用し、勤務時間は週5日、午前9時から午後5時半までで、日当は7,260円。