2010/08/05
岐阜県輪之内町の電設資材メーカー・未来工業(瀧川克弘社長)は4日、社員旅行で渡航するエジプトでクイズを出題し、全問正解者には最長180日の特別有給休暇を与える企画「めざせ!世界一のQ日」を実施すると発表した。通常の休みや年次有給休暇を合わせると、1年間の長期休暇まで取れるという。
同社創立45周年記念事業で、来年2月に社員が2回に分けて4泊6日の旅行をする。現地では、古代エジプト文字の解読などエジプトにちなんだ計50問に挑む。日本企業として初めて、世界遺産「クフ王のピラミッド」を貸し切り、内部に関する問題も出す。
クイズの全問正解者には特別休暇180日を支給。ほかの成績優秀者にも1~20日の休みを与える。
同社は、創立35周年記念で出発直前まで行き先不明の海外ツアーを企画するなど、ユニークな社員旅行で知られる。ほぼ5年に1回行う海外社員旅行には、500人から650人が参加しているという。
記念行事実行委員長の石井隆之さん(31)=開発部=は「日本一休みが長い会社と呼ばれる未来工業の社員が、一番望むことは何かを考えた」と説明。山田昭男取締役相談役(78)は「製品の差別化とともに、他の会社がやらないことをやるのが会社の方針。社員が奮起して普段の仕事の効率が上がれば」と話した。
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