１０月に岐阜市で開かれるアジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）中小企業大臣会合に合わせ、ＡＰＥＣ加盟の２１カ国・地域の女性起業家たちを集めた「女性起業家サミット」を開く方向で国が最終調整していることが、分かった。クリントン米国務長官の強い要請を受けたもので、女性起業家に特化したサミットはＡＰＥＣでは初めて。

　経済産業省によると、サミットでは加盟国・地域を代表する女性起業家らが、女性の可能性や起業の課題などを話し合う。人選や具体的な会議内容を詰めているが、開催地の岐阜の起業家も含める方向で検討している。

　サミットはクリントン長官が、３月に岡田克也外相と会談した際に提案。両国で開催時期や場所の調整を進めてきた。大臣会合前日の１０月１日の開催が有力で、成果を２、３日の大臣会合で確認する方針。