2010/07/20
館内ふんだんに九谷焼
市婦人団体 協洗面台、宿泊部屋など
能美市が初めて公設民営方式で二十九日にオープンさせるふるさと研修交流センター「さらい」(石子町)の指定管理者となる市婦人団体協議会は、会員対象のパート登録制を導入し、女性の雇用を創出する。さらに、地場産業の九谷焼を積極的に取り入れ、PRに努めていく。(田嶋豊)
婦人団体協によると、正社員を最小限にし、フルタイムで働けない女性らを応援しようと、時給制のパートを導入。パート待遇の是正なども考慮し、フロント、食堂、調理補助、研修棟の準備・清掃などを担当してもらい、五十人前後の運営体制を整えた。
白山が一望できるレストランでは一般向けの和食ランチも採用。地元の食材を活用し、各種団体からも提供してもらう計画だ。
レストランの食器をはじめ、館内のあらゆる場所で九谷焼を活用したのも特徴の一つ。洗面台やランプシェード、宿泊部屋(洋室五室・和室三室)などに利用し、風呂場には九谷焼界を代表する作家二人の陶壁を飾った。
支配人にはホテル業に精通し、七尾駅前の再開発にも携わった斎藤一彦さんを迎えた。現在、ホームページを作成中で、旧施設「わだやま荘」の顧客にもダイレクトメールを発送するなどしてPRしていく方針。
斎藤さんは「地域再生、地域活性がテーマ。広く利用者の意見を募り、反映させながらみんなが良かったといえる施設づくりに努めたい」と話している。
二十六日に竣工(しゅんこう)式がある。
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