2010/06/30
福井労働局は29日、県内主要事業所の今年の夏季連続休暇の実施予定状況を公表した。出勤を挟んだ平均日数は昨年より0・3日長い7・1日で、連続休暇の平均は0・1日短い4・7日だった。
従業員100人以上の製造業と50人以上の非製造業それぞれ25社に、4月上旬から6月上旬に郵送で調査。全事業所から回答を得た。7、8月の2カ月間で、3日以上続く休日を連続休暇と定義し、連続休暇を2回以上実施する場合はその合計を通算した。
通算の連続休暇日数が増えた理由として、「暦の関係」を挙げたのは5社。お盆の8月14、15日が土、日曜日のため、前後に休みを置きやすいという。このほか「労働時間の設定改善」で増やしたのは2社。業績回復で稼働日が増えたのを理由に、連続休暇が減ったと答えた社も2社あった。
通算休暇で最も長いのは15日、分割されない連続休暇では10日が最長だった。いずれも製造業。50社のうち、通算7日以上の連続休暇があるのは29社だった。有給休暇を計画的に取るよう労使で協定を結び、お盆の前後に長期休暇を取っている社もあった。
福井労働局監督課の担当者は「有給休暇を効果的に消化したり、出勤日を前後にずらしたりして長期休暇を取るなど、各社の事情に応じた工夫が見られた」と話している。 (原田晃成)
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