2010/05/22
繁忙期の農作業を一般市民が手伝う松本市の「アグリサポート事業」が、同市今井と梓川で始まった。今月末までの6日間で、延べ約500人の市民が最盛期を迎えたリンゴの摘果に汗を流す。
1997年に始まった同事業は、担い手不足に悩む農家の臨時労働力として、農業に興味のある市民を募集。登録者は自然との触れ合いを楽しみながら農作業し、時給約680円の報酬を得る。
同市今井の桜井直孝さん(61)のリンゴ園では、約10人が主力品種「フジ」が栽培される約1ヘクタールで作業。果実の成長を促すため、花が散った後の果実の元を摘む根気作業を繰り返した。
初参加のパート、南沢順子さん(42)=同市=は「リンゴ1個にこんなに手間がかかっているなんて」と驚きながら作業。桜井さんは「リンゴは今井の大事な産物のひとつ。大勢の方に支えてもらえて助かる」と感謝した。
(杉浦正至)
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