2010/05/21
愛知など調査 安定志向強まる
男性の管理職志向が高まる――。
共立総合研究所(岐阜県大垣市)が20日発表した本年度の新入社員意識調査でそんな結果が表れた。将来就きたい地位との質問に対し、男性の回答は「肩書きのある社員」が前年比5・8ポイント増の45・2%で、過去最高となった。
女性は「肩書きはないが、特殊能力・技能のある社員」が1・0ポイント増の59・8で、例年と同様、他を圧倒した。羽田裕研究員は「男性は、厳しい就職環境の中で安定した企業で活躍の場を求める傾向が強まった。女性は、管理職への道が限られた職場が多く、結婚退職後の再就職も考えて技能を高めたいという意識が根強いようだ」と分析する。
調査は1996年度から実施。本年度は愛知、岐阜、三重、滋賀各県の企業288社の新入社員を対象に行い、999人から回答を得た。
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