2010/05/14
ニート状態の若者らに就労支援をする県若者サポートステーション(ぎふサポ)が、県内の高校と連携して中退者や中退しそうな若者を戸別訪問し、引きこもりの早期予防などにつなげる支援に乗り出す。
ぎふサポは、若者の職業的自立支援のため2008年5月に設立。専門の相談員が15歳から30代の若者と保護者の個別相談やスキルアップ支援をしてきた。これまでは対象者がぎふサポに相談をもちかけた場合しか支援できなかったが、引きこもりやニート予防のため積極姿勢に転換する。
訪問支援は厚生労働省の委託事業として実施。高校を中退して1年ほどの若者に進路相談や就労支援のほか、社会との関係が希薄化してニート状態につながりやすい中退を防ぐため、現役の高校生にも働きかけていく。
活動には、生徒の情報が必要なことから、まずは県内の高校を訪問するなどして連携を深め、支援につなげていくという。ぎふサポの担当者は「引きこもりが長くなると働く意欲もなくなってしまう。早めに支援を始めたい」と話している。
(中崎裕)
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