中日新聞CHUNICHI WEB

就職・転職ニュース

  • 無料会員登録
  • マイページ

【滋賀】県内の子ども980人減 労働者世帯転出影響か

2010/05/03

 「こどもの日」にちなみ、県は県内のゼロ歳~14歳の年少人口が4月1日現在で、21万2711人となり、前年同月と比べ980人減ったと発表した。製造業が集積する地域の減少が目立っており、県統計課は「雇用の低迷による労働者世帯の転出が一因ではないか」とみている。

 市町別で減少幅が大きいのは、甲賀市416人、長浜市319人、東近江市260人、湖南市198人。逆に草津市では395人、守山市は205人それぞれ増加した。

 減少が目立つ4市は製造業の集積地。一昨年からの世界的な景気悪化で、この地域では有効求人倍率が一時急激に悪化。外国人労働者世帯が母国に帰国するなどの転出も増えた。 

 (林勝)