2010/04/28
松阪市にある県内有数の繁華街「愛宕町」の一画に30日、希望者が日替わりで運営するバー「Somebody’s Night(サムバディズ・ナイト)」が誕生する。町おこしが狙いで、仕掛け人の大田雅仁さん(49)は、利用を呼び掛けている。
担当の曜日を決めてバーを切り盛りしてもらう「コミュニティー・バー」方式を採用。1カ月の利用料を光熱費込みで1万5000円に抑えており、将来的にバーの経営を考えている人たちにとって、試験的に実践できる利点がある。
店は愛宕町西交差点の角のビルの3階にあり、広さは30平方メートル。カウンター10席とボックス15席、簡易型のキッチンを備える。多くの人に気軽に来店してもらうため、飲み物と食べ物の料金は、いずれも500円以内に設定することが利用条件という。
広告代理店の元社員で、ジャズミュージシャンの大田さんは、松阪市民活動センターで、町の再生方法などを学ぶ講座に参加。「にぎわいが薄れる市内の現状は想像以上に深刻で、何とか打開したいと思った」と、今回の試みの動機を話す。
大田さんが店に立つ金、土曜日を除く出店者を募集している。店に備え付けの食器は自由に使えるが、酒類の提供には一定の負担が必要。1日だけの利用もでき、料金は7000円。問い合わせは大田さん=電090(2343)0293=へ。
(我那覇圭)
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