2008/09/26
労働者の“心の健康”を支えようと十月一日、福井市の福井産業保健推進センター内に「メンタルヘルス対策支援センター」が新設される。
同センターは労働者や企業の労務担当者、産業医らの求めに応じて、相談部門を持っている医療機関や臨床心理士の相談窓口など、専門機関を紹介するのが主な役割。従来の情報提供以上にきめ細かく対応し、症状によっては相談機関が医療機関を紹介する“二段構え”の対応を特徴とする。また、メンタルヘルスや産業保健に詳しい「相談機関利用促進員」が各企業を訪問し助言する。
国の調査では、職場でストレスを感じている労働者は全国で六割以上いるという。国の事業の一環として、対策支援センターが全国一斉に設置される。
福井産業保健推進センターには昨年度、労務担当者らから三百十六件の相談が寄せられ、うち「メンタルヘルスケアに関して」は百四十七件(前年度百二十件)とトップ。
福井産業保健推進センターでは「相談者は『氷山の一角』にすぎない。少しでも相談しやすい存在になれば」としている。問い合わせなどは同センター=(電)0776(27)6395=へ。
(北原愛)
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