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【福井】新卒170人就職決まらず 県が支援事業の参加者募集

2010/04/13

 県内の高校や大学を3月に卒業するまでに就職先が決まらなかった人は計170人に上ることが、県のまとめで分かった。早く就職できるよう、県は企業で就業を体験して仕事に必要な知識や技術を身に付けてもらう事業を設け、参加者を募集している。

 労働政策課によると、新卒者の就職内定率は3月末現在で高卒が98・1%(前年同期98%)、大学・短大卒が93・8%(同98・2%)。未内定者は高卒が29人、大卒が116人、短大卒が25人となっている。

 県が本年度から始める「若者就業チャレンジ事業」は、委託を受けた人材派遣会社など7社が5月ごろから半年間、未内定者5~13人ずつ、計53人を雇用。参加者は約1カ月間、ビジネスマナーなどの基礎研修を受けた後、製造や自動車販売、不動産業など希望する協力企業で実際に働きながら各業務に必要な技術、仕事の進め方などを学ぶ。

 勤務は月20日ほどで、月給12万~15万円が支給される。終了後、県が各参加者の希望に応じた求人情報を提供するなどして正規就職を支援する。

 応募は基本的に定員に達した時点で締め切る。問い合わせは、労働政策課=電0776(20)0390=へ。 (平井一敏)