2010/04/02
新年度が始まった1日、県内の主な企業でも入社式があった。不況の続く経済状況に企業トップは「地域経済は厳しい」「真のチェンジが必要」と危機感をにじませながらも、これからを支える新人たちに期待を込めたメッセージを送った。
百五銀行(津市)上田豪(つよし)頭取
常に変化する時代の中で組織が生き残るには、個人が自由な発想で考え、行動することが大事だ。新しい時代に飛躍する百五銀行の将来を担う若者として、情熱と叡智(えいち)に期待している。
三重銀行(四日市市)種橋潤治頭取
営業基盤の三重、愛知では、中小企業の資金需要は依然弱く、他の金融機関との競争も激しい。興味のアンテナを高く張り、問題意識を持って感性を磨き続け、ニーズをつかんでほしいと思う。
第三銀行(松阪市)伊藤準一頭取
徹底して地域にこだわった経営姿勢が当行の特徴。仕事に夢と情熱を持ち、知識や技能を身に付け、さまざまな人に接することで成長を。地域経済は依然として厳しいが「三銀スピリッツ」で荒波を乗り越えてほしい。
三交ホールディングス(津市)奥田卓広社長
学生時代の自由な生活とは違い、これからは自らを律しながら仕事に取り組んでいってほしい。最初は誰でも細かい仕事から始まる。そこから大きく成長していってもらいたい。
井村屋製菓(津市)浅田剛夫(たけお)社長
不況の中、真のチェンジが必要だ。創業113年の伝統は誇りあることだが、今後も継続していける保証はない。常に変化を求める企業体質が必要で、若い力が原動力になる。強い挑戦心、負けない克己(こっき)心を期待する。
農業観光施設モクモク手づくりファーム(伊賀市)木村修社長
社会人は自分で率先して学ばなければならない。仕事をする上で壁にぶつかることもあるだろうが、情熱を持って、打ち破ってほしい。わが社は発展途上で道半ば。夢とロマンのある企業をつくっていこう。
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