三重労働局は３０日、２月の有効求人倍率（季節調整値）が前月を０・０２ポイント上回る０・５０倍と発表した。「４カ月連続の改善となったが、依然として厳しい状況」となっている。

　全国平均は０・８４倍で、三重は都道府県別で前月と同じ１７番目。新規求人倍率（季節調整値）は０・９８倍となり、前月を０・１２ポイント上回った。パートタイムを含む新規求人数は７８７８人で、前年同月比１・５％減。製造業全体やサービス業が新規求人を増やす一方、建設業や医療福祉分野は減った。全体の求人は１万９３２８人。

　新規求職者数は前年同期比２５・２％減の８８１０人で、３カ月連続の減少。全体の求職者は３％減の３万６１６８人だったが、４５歳以上が１万６０７８人で１１・９％も増えた。

　地域別の有効求人倍率（原数値）は尾鷲の０・８１倍が最高で、津０・６６倍、松阪０・６５倍、伊勢０・６３倍、四日市０・５１倍、桑名０・５０倍、熊野０・５０倍、鈴鹿０・３９倍、伊賀０・３６倍と続いた。

　（鈴木龍司）