労働災害による病気の相談、医療機関の紹介などをする「みえ労災職業病センター」の結成総会が２２日、津市桜橋の県教育文化会館であった。労働組合のユニオンみえが中心となり、約１０年前に準備会を設立。近年労災に関する相談が増加していることもあり、活動をより本格化させようと、センターを発足させることにした。

　総会には、ユニオンみえの組合員や外国人労働者ら約３０人が参加し、センターの規約案と役員を拍手で承認した。槙田隆夫代表（６８）は「外傷だけでなく、うつなどの見えない病（やまい）を、いかに職業病に認定してもらうかが課題。まずは、こうした労災をなくす運動が必要だ」と話した。

　全国労働安全衛生センター連絡会議の古谷杉郎事務局長による記念講演もあった。

　センターへの相談は無料。問い合わせは＝電０５９（２２５）４０８８＝へ。

　（古谷祥子）