2010/03/15
地域の総合窓口に
福祉と企業をつなぐNPO法人「オールしずおかベストコミュニティ」(静岡市葵区)の発足を祝うオープニングセレモニーが14日、清水区の日本平ホテルで開かれた。
障害者の就労支援施設と企業の仲介役を目指し発足。両者をつなぐことによって施設で作った製品の販売促進や新製品開発などを進める。式典で坂本光司理事長は「縦割りだった福祉と企業、地域の総合窓口の必要性を感じていた」と発足の経緯を述べた。
会場には約30の作業所のブースが並び、三島市の「さわじ作業所」ではクマやウサギをかたどった木製のキーホルダーを販売。職員の山本絵美さん(31)は「ライトを備えた光るキーホルダーなど、企業と共同して新製品を作りたい」と期待を寄せた。
布製品の素材として、浜松の名産・遠州綿紬(つむぎ)を施設に販売する企業「ぬくもり工房」(東区)の大高旭さん(31)は「高品質の製品を作ってもらい、障害者の自立につながれば」と話していた。
(西山輝一)
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