2010/03/09
金沢市は五月末、同市本町の複合ビル「ルキーナ金沢」内にある金沢福祉用具情報プラザに、精神障害者の就労促進の一環として「福祉喫茶 つづみ門」を開設する。
喫茶店は、同プラザ一階の交流コーナーを改修して設けられる。広さは約五十平方メートルで、二十席を用意。障害者を支援する指導員を二人配置する。定休日は火曜日。店名は、近くの金沢駅東口広場にある鼓門から名付けた。
市はこれまで、知的障害者の就労の場として喫茶店の「友愛」(市役所二階)と「紅梅」(市文化ホール一階)を設け、精神障害者については金沢歌劇座内(下本多町)に「喫茶 ほんだの森」を設置。知的は約二十五人、精神は約十五人の計約四十人の障害者が働いている。
このうち、金沢歌劇座が昨年十二月から改修工事に入り、喫茶店も一時閉店へ。そのため市精神障害者家族会連合会は、働ける場所を確保するよう市に要望していた。
市は今後、同連合会などと話し合って勤務内容などを決める。市障害福祉課は「六人から十人ぐらいは雇用したい」という。歌劇座の喫茶店は、十二月一日から再開を予定しており、精神障害者の雇用数は、これまでより増える見込み。
百万石まつりのメーン行事「百万石行列」がある六月五日には、喫茶店前に高齢者優先席を二百五十人分用意する予定。 (山本義久)
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