2010/03/03
1月の県内有効求人倍率(季節調整値)は0・64倍となり、前月と比べて0・05ポイント改善した。嶺南地域が引っ張る形で全国2位の水準を保つが、有効求人数は37カ月連続で前年同月を下回るなど、厳しい情勢が続いている。
県と福井労働局の連絡会議が2日に県庁であり、報告された。
地域別の倍率(原数値)をみると、嶺南は1・16倍と高さが際立ち、低迷が続く丹南の0・52倍を大きく上回る。スキーシーズン前に求人があった奥越は再び落ち込んで0・46倍、福井・坂井は0・65倍だった。
有効求人数は前年同月比11・1%減の9792人に。ただ、製造業の新規求人数は同比28・0%増えて21カ月ぶりのプラスに転じた。
このほか、完全失業率は2・8%(全国平均4・9%)となった。高校卒業予定者の就職内定率は2月26日現在で94・7%だった。
(渥美龍太)
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