2010/02/21
愛知労働局が19日発表した今春の高校卒業予定者の就職内定率(1月末現在)は91・2%で、前年同月比で4・7ポイント低下した。長引く不況で、製造業を中心に新規採用を手控える動きが影響したとみられる。
就職希望者は前年同月比15%減の約9600人だったのに対し、求人は同51・7%減の約1万7000人。内定者は約8800人にとどまった。
製造業が集積する県内は、高校卒の就職希望者が全国で最も多いが、今春卒業予定者では初めて、1万人を割り込んだ。同労働局の担当者は「輸出関連企業などで採用枠を絞るところが多く、就職よりも専門学校などへの進学を選んだのでは」と分析している。
就職の決まっていない新卒者を体験雇用(1カ月間)した事業者に奨励金を支払い、常用雇用のきっかけにしようという国の新制度が2月に施行されており、同労働局は事業者に制度利用を呼び掛けている。
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