2010/02/18
若者の就職を支援するNPO法人ICDS(南知多町)の臨時施設「若者おいでんクラブ」が、岡崎市吹矢町のビルで開かれている。就職が決まっていない大学生や「ニート」と呼ばれる無職の若者たちの相談に無料で応じる。平日午前9時半~午後6時半で、3月末まで。
ICDSの深谷潤一理事長らが「秘密作戦会議」と称する個別面談で就職活動の手法をアドバイスしたり、ビジネスマナーと社会常識を学ぶ集中講座を開いたりする。面接に臨む心構えや、履歴書の書き方も指導し、個々の“就活力”を高める狙いだ。
約90平方メートルのスペースには、コンピューター知識を学習するためのパソコン6台と、20人が同時に講座を受けられる教室、個人面談用室などがある。基本的に、電話で予約してもらう。
ICDSによると、3月に卒業を控えた県内の大学4年生の就職内定率は現在、7割前後。深谷理事長は「思い詰めてうつ状態になったり、1人でもんもんとしたりするよりは、まず足を運んで。ヒントを得れば、就活成功に結び付く」と話している。
クラブ運営は、岡崎市の緊急雇用創出事業。委託を受けたICDSが雇用した3人も、パソコン講師などを担当する。ホームページは「若者おいでんクラブ」で検索。(問)同クラブ=電0564(83)7303
(中野祐紀)
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