2010/02/04
飛騨市の農業の課題や振興策などを話し合う「農業担い手サミット」が3日、同市の古川町総合会館で開かれ、市内の関係者ら約100人が参加した。耕作放棄や新規就農者への農地提供、農業基盤整備などの課題が提起される中、「みんなで農業を考え、守ろう」との呼び掛けが相次いだ。
パネルディスカッションには、市の農業委員会、認定農業者の会、農業士会の代表や有識者ら7人が登壇。中矢正志市農林部長は、年内に策定する市農業振興ビジョンを推進するため、市内4町の各振興会議幹部でつくる連絡協議会に代わり、新たな組織の設置を検討する考えを示した。
ほかの出席者からは「皆さんは地域の大事な担い手。みんなで市の農業、地域を考えてほしい」「5年後、10年後に(自分の)農地は誰が(耕作を)やっているのかを各農家で考えることがスタートだ」などの意見が出た。
また、同市神岡町で昨年、新たにパプリカやニンニク栽培を始めた組合の部会や、「万波蕎麦(そば)の会」(同市宮川町)などが活動内容を報告した。
(平野誠也)
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