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【三重】昨年の県内有効求人、過去最悪

2010/01/30

 三重労働局が29日発表した県内の求職者1人に対する求人数を示す2009年平均の有効求人倍率は0・45倍と前年より0・7ポイント低下した。08年秋以降の急激な景気悪化で主産業の製造業を中心に人員削減が相次いだのを反映し、1995年の0・53倍を下回って過去最低となった。

 同時に発表された09年12月の有効求人倍率(季節調整値)は0・47倍と前月より0・02ポイント上昇し、5カ月連続で改善。全国平均は0・46倍で、11カ月ぶりに三重の倍率が上回った。

 地域別の有効求人倍率は、尾鷲が0・84倍で最高。津0・65倍、伊勢0・63倍、松阪0・59倍、四日市と桑名が0・48倍、熊野0・47倍、鈴鹿0・38倍、伊賀0・37倍と続く。

 全体のパートタイムを含む新規求人数は、前年同月比21・2%減の6860人で、2年7カ月連続の減少。増加傾向にあった新規求職者数は5・6%減の6389人にとどまり、1年4カ月ぶりに減少に転じた。全体の求職者数は3万5478人で、依然として求人数を1万7000人余り上回っている。

 (平井一敏)