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【愛知】.性暴力被害者 手厚く支援 八事日赤 相談窓口「なごみ」

2018/02/22

きょう現状報告

 性犯罪を厳罰化する改正刑法が昨年七月に施行されて七カ月。性暴力の被害者支援のあり方を考えてもらおうと、「性暴力救援センター日赤なごや なごみ」は二十二日、名古屋第二赤十字病院(名古屋市昭和区)で、相談の現状を報告する。

 名古屋市天白区の地域住民でつくる天白警察署協議会が、性犯罪の被害者支援を考える一環として開く。県警によると、各警察署単位に置かれた協議会では珍しいテーマ設定という。

 なごみは二〇一六年一月、名古屋第二赤十字病院の一角に開設され、専門の支援員(アドボケーター)と性暴力被害者支援看護師が、性暴力を受けた人の被害相談に二十四時間態勢で応じている。開設から昨年末までの約二年間で電話や来所も含めた相談件数は約二千件。毎月十数人の新規相談がある。

 昨年七月の改正刑法施行で、強制性交等罪の法定刑の下限が引き上げられ、起訴に告訴が必要な「親告罪」規定が廃止されるなど厳罰化が進んだ。片岡笑美子センター長は「法改正で社会的な関心は高まりつつあるが、相談の窓口はあまり知られていない。被害者のよりどころとして、認知度を高めていきたい」と話す。

 なごみでは、相談者が被害を受けた証拠を早期に保全するため、体に付着した加害者の体液などを収集する専用のキットを常備し、警察に引き渡すまで冷凍保存している。相談者は、被害後一定の時間が経過した後で初めて処罰感情が生じるケースがあり、なるべく早く証拠を残しておくよう呼び掛ける。

 なごみによると、相談者の約八割は、親族や同級生、職場関係といった身近な人から被害を受けている。片岡センター長は「相談に踏み出すこと自体がハードルになり、悩んでしまうケースが少なくない。ためらわずに相談に来てほしい」と話す。(問)052(835)0753

証拠収集キットについて説明する「なごみ」の片岡センター長。警察に引き渡すまで冷凍庫(左)で保存する=名古屋市昭和区で
証拠収集キットについて説明する「なごみ」の片岡センター長。警察に引き渡すまで冷凍庫(左)で保存する=名古屋市昭和区で

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