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【地域経済】「薬飲んで」 端末が声かけ 内視鏡手術 固定具で補助

2017/11/28

来月千種で医療機器展示会

 医療機器の展示商談会「メディカルメッセ」(名古屋商工会議所など主催)が12月6、7両日、名古屋市千種区の吹上ホールで開かれる。4回目の今回は、過去最多の155社・団体が出展。参入の壁が高いとされる医療分野だが、出展を機に商品化した企業も出てきており、医療現場のニーズとモノづくりを結び付ける貴重な場になっている。(中村彰宏)

 「おばあちゃん、薬飲んでね」「ごみ出した?」。設定時間になると、家族らが録音した声が流れる。第一システムエンジニアリング(名古屋市)が、お年寄りらの薬の飲み忘れなどを防ごうと開発したタブレット端末「声かけくん」だ。

 同社は自動車や航空機の設計が主力だが「高齢化で医療のニーズが高まる」と2回目からメッセに参加。「軽度の認知症でも、できるだけ自宅で生活する手助けをする機器があれば」との介護現場の要望を受け、声かけくんを開発した。

 聞き取りやすいように外部スピーカーを装備し、八インチのモニターに大きな文字で表示。できるだけ簡単に操作できるように余計な機能は省いた。年明けに発売する。価格は未定。

 ドアの取っ手など金具を手掛けるタキゲン製造(東京)が製品化を目指すのは、内視鏡の固定器具。内視鏡は医師が操作部を片手で持ち、もう片方の手で挿入する管を持つ。管を器具で固定できれば片方の手が空き、別の作業ができる。

 同社は金具づくりのノウハウを生かし、今月に試作第1号を製作。藤田保健衛生大の柴田知行教授(消化管内科学)の協力を得て、模型で試しながら改良点を洗い出している。製品化には時間がかかるが、タキゲン製造の粟飯原(あいはら)武司名古屋支店長は「培ってきた緻密なモノづくり技術を生かして、ニーズに応える製品をつくりたい」と意気込む。

 名商では、医療分野を中部の新たな産業の柱にしようと「医工連携」に力を入れ、出展者数は第1回の123社・団体から年々増加。山本亜土会頭は「医療分野は伸びていく要素がある。メディカルメッセを通じて主流の産業に育てていきたい」と期待を込める。

製品化を目指す内視鏡の固定器具
製品化を目指す内視鏡の固定器具
投薬などの時間を知らせる「声かけくん」=いずれも愛知県豊明市の藤田保健衛生大
投薬などの時間を知らせる「声かけくん」=いずれも愛知県豊明市の藤田保健衛生大

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