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看護部長 特集

医療法人清慈会 鈴木病院 看護部長 朝岡 みゆきさん

助産師として大切にしていること

気持ちを汲み取り、寄り添うこと。

出産するお母様たちが安全に満足のいく出産をしていただける看護助産を考えています。ただし、これは私中心に考えてしまうと“こうあってほしい”という押し付けになりがちです。ですから、お母様がどんな出産を望んでいるかを汲み取り、それに沿えるように一緒に取り組んでいくことが大切だと思っています。
これまでの経験の中でとても心に残っている方がいます。その方は、3人目のお子様を帝王切開で出産するために、手術前日に入院されました。ところが、診察したところ子宮の中で赤ちゃんが亡くなっていることが分かったんです。お母様はすぐには受け入れられない状態でしたが、体を守るために帝王切開手術をしなくてはならなくて。
その方とどう向き合ったらいいんだろうと考えました。“寄り添う”、“傾聴する”と言われますが、非常に難しいですよね。その時に何か話そうというつもりではなく、お疲れだろうからとアロママッサージをしに行ったんです。マッサージをしていると、その方が色々な思いを話してくださいました。無理に話をしようとしなくても、アロママッサージの力を借りて、患者さんに寄り添っていることが出来ました。

私のお気に入り

趣味が高じて現場でも活躍。

疲れて家に帰った時、何かリラックスできるものはないかなって辿り着いたのがアロマなんです。その時の気分で香を選んで、お風呂に入れたり、ディフューザーで焚いたりするんです。リラックスできますし、お肌がツルツルになると気分がいいですしね。その趣味が看護とも一致して、専門的に身に着けようとアロマテラピーの資格も取得したんですよ。
それと、もう一つはプリザーブドフラワーです。うちの病院では退職する方に記念にプリザーブドフラワーを差し上げているんですが、買いに行っていた花屋さんから「思い描いているイメージで自分で作ったら?」とアドバイスされてレッスンに通ったんです。贈る相手のことをイメージして、花の色や花器や飾りを組み合わせていくのは楽しいですし、 2~3時間集中して作ると、ストレスの発散になるんですよ。普段やっていることと違うことに集中するのがいいのかもしれませんね。
どちらも趣味と実益を兼ねている感じなんですけど。

■アロマ 院内にもいくつかの種類のアロマを常に置いています。

鈴木病院ってどんな病院?

産婦人科の専門性に特化。

産婦人科単科の病院なので病床数68床と少ないですが、だからこそ機転がきき、様々なことをスピーディーにできることが利点です。
年間約1,450件の分娩がありますが、第一次医療機関ですので、8~9割がローリスク分娩です。その中でも正常分娩を追求していきますので助産師としては魅力のある領域なのではないでしょうか。ハイリスク分娩は第二次、第三次の病院に紹介して管理していただいていますが、地域での連携がうまくいっているので、スムーズに行うことが出来ています。また、2013年4月には病院が新築されて、床面積が今より1.8倍程になりますが、病床数は同じですので、ゆとりのある病室や分娩室、オペ室を増やすなど、ハード部分も充実してきます。
看護の面では、看護師が女性の健康問題に特化して考えることができるので、より専門性の高い看護内容を追求できるのが非常にいいかなと思っています。いい出産や育児をしていただくための補助医療としてマタニティヨガやベビーマッサージなどの資格取得も病院が援助していますよ。

新人看護師に期待すること

最初に持っている看護観・助産観を大事に。

新人さんに期待するのは『初志貫徹』です。
何か心を動かすものがあって看護師になりたいと思ったのでしょうし、卒業して就職したのなら、こんな看護師・助産師になりたいという思いがあると思います。当院では、最初に看護や助産に対する思いを書いて持ってきてもらうようにしています。それは、教育をしていく上で、その方の気持ちを共有することで大事にして貫き通してほしいと思っているからです。
成長していく過程で、新しいものがどんどん加わってふくらんでいくと思うんですけど、看護観や助産観は基礎教育の中で培われる大切な木の幹のようなものだと思います。最初は漠然としていて具体性に欠けているかもしれません。でも、その幹の部分を大事にして、どんどん育てて大きくしていってほしいと思っています。

朝岡 みゆきさん

看護師のたまちゃんからの質問

Q
産婦人科で働く上で大切なことはなに?妊婦さんや赤ちゃんと関わるときに気をつけることはある?
A
まず、赤ちゃんは何も言いませんから、そこに関わる人間がすべてです。泣くことはあっても意思を伝えることはできないので、しっかりと観察して、赤ちゃんを大事にするという気持ちを持たなくてはいけませんね。
妊婦さんに関しては、お母様とおなかの中の赤ちゃんと二人の命を看させていただいているんだということです。あと、身体面、精神面、社会面も看ることは当然なんですけど、現在の複雑な世の中で社会面は落とすことが出来ない部分です。お母様を誰が支えて、育児をどのような体制でやっていくのかを見定めなくてはいけません。
また、経験がとても反映される領域なので、若い看護師たちは雑誌などで情報を集めたりしてよく勉強していますが、困ったときにはひとりで抱え込まないで先輩の意見を聞いて参考にしてほしいですね。現場には教科書にないようなこともありますし、ひとつの事象に対しても色々な意見がありますから。

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