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【暮らし】カッコよく締めタイ 10月1日は「ネクタイの日」

2018/10/01

 清潔感や落ち着いた印象を与えるネクタイ。昨今はクールビズの浸透などで着用する習慣が薄れ、選び方やマナーなどを学ぶ機会は以前に比べて少なくなっている。しかし、ネクタイの印象によっては、ビジネスの成否も左右しかねない。10月1日は日本ネクタイ組合連合会が定める「ネクタイの日」。この機会に、基本をあらためて押さえておこう。

 百貨店などのネクタイ売り場。色や柄、デザインなどさまざまな商品が並び、何を買えばいいか迷う。松坂屋名古屋店(名古屋市)の紳士雑貨担当の深田仁美さん(48)は「大切なのは服装とのバランスです」とアドバイスする。

 ネクタイの幅の広い方は「大剣(だいけん)」、狭い方は「小剣」と呼ばれる。大剣の幅は商品で違うが、最も広い部分が、ジャケットの下襟(ラペル)の最も幅広い部分(鎖骨のあたり)や、シャツの襟先から付け根までの部分と合うと、バランスが良くビシッと決まる。持っているジャケットやシャツがどんなタイプか、確認した上でネクタイを探すといい。

 色も印象を決める重要なポイント。深田さんによると、日本人が最も好むのが紺。清潔感とフレッシュな印象があり、場面を問わない無難さも人気の理由だ。黄色は明るいイメージで、表情を明るくしたい年配から支持される。着用する人が少ない緑系は、濃い緑のネクタイをあえて強い柄のシャツに合わせると個性が際立つという。

 柄も無地や小紋、ストライプ、チェックなど多彩。ストライプ柄は縞の幅が広いほど目立ち、狭いほど落ち着いた印象になる傾向がある。チェック柄はかわいい印象で若い世代に好まれる。服装とのバランスでは、格子柄などジャケットが目立つデザインなら、無地や柄の少ないネクタイを選ぶといい。

 結び方は、大剣を小剣の周りに一周させて結ぶシンプルな「プレーンノット」が有名。でも、結び目を大きくして印象を強める方法もある。購入時など店員に尋ねてみよう。

 結んだ後、大剣の先がベルトのバックルに掛かるぐらいが基本。シャツの第一ボタンを外すと、せっかくの結び目がゆるみ、だらしなく見える。しっかりと留めるのがマナーだ。

 ネクタイを使ううち、しわが寄ってしまうことも。ネクタイの製造業者や卸売業者でつくる東京ネクタイ協同組合(東京都千代田区)は「一般の家庭でしわを直すなら、スチームアイロンを使って」と勧める。

 その際、アイロンを直接当てず、蒸気だけを当てるのがポイント。直接当てるとネクタイの張りがなくなるからだ。蒸気を吹き掛けた後はハンガーに垂らし、必ず陰干しで乾かそう。

◆起源は仏国王ルイ14世?
 そもそもネクタイはいつ生まれたのか。東京ネクタイ協同組合事務局の鈴木民夫さん(60)に聞いた。

 17世紀~18世紀のフランス国王・ルイ14世が、クロアチアの兵士が所属や階級を表すスカーフを首に巻くのを見て、自らファッションで着用したことが起源とされる。

 日本人で初めてネクタイを使ったとされるのがジョン万次郎。国産ネクタイは1884(明治17)年10月、帽子商の小山梅吉が東京・日本橋で出回っていた舶来のネクタイを見よう見まねで作ったのが始まりとされる。この出来事にちなみ、1971(昭和46)年、ネクタイの日ができた。

 戦後、ネクタイはビジネスマンに定着したが、2005年に始まったクールビズの影響で売り上げは減少傾向。クールビズ以前と比べ、国内のネクタイ流通量は半分程度に減った。業界では、ファッションのアイテムなどビジネス以外の活用を提案している。

 (河郷丈史)